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オックスフォード大学ポインティング氏が語る、量子コンピュータの「仕組み」と「可能性」

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世界中で研究が進む量子コンピューティング分野に参加するには

 次に、ポインティング氏は2019年の重大な進歩を紹介した。それ以前にも量子コンピュータは存在したが、古典コンピュータと比較して量子コンピュータが勝る点はなかった。そこでGoogleが世界最高の古典コンピュータである「スーパーコンピュータ」を量子コンピュータが超えるための実験を用意した。数字の問題を構成して量子コンピュータ上で実行したところ、結果は200秒。一方、スーパーコンピュータの所要時間を計算したところ、1万年という驚愕の数字が出た。しかし、量子コンピュータが古典コンピュータを超える可能性があるものの、実世界ではまだ応用が利かない段階だ。

 そして、量子コンピューティングの分野における次の大きな目標は、「量子アドバンテージ」と呼ばれるもので、量子超越生の実験に基づく実用化を意味する。ビジネスや人々に影響を与えることを目指し、この目標に向けて様々な研究が行われているが、これには主に2つの側面があるという。1つ目はハードウェアの向上で、量子リソースの増加、量子ビットの数を増やして品質を向上させることを目指している。2つ目はアルゴリズム開発で、量子アルゴリズム開発者はリソースをできるだけ使用しない量子アルゴリズムを目指している。使用する量子ビット数が少なく、品質もそれほど問わないアルゴリズムだ。実現できれば全体の量子ビットを増やすことができ、最終的には量子の実用化につながる。

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比惠島 由理子(ヒエジマ ユリコ)

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