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ニューノーマルのミドルマネジメント

“評価”と“評判”が揃った好調時こそ次の選択をする好機──VUCA時代のキャリア構築とマネジメント術

第3回 ゲスト:ブラックライン株式会社 宮﨑盛光氏

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 様々な企業が新規事業を求める中、新型コロナウイルスの流行によって就労形態も変わってきています。こういった状況の中、ミドルマネージャーは何を求められているのでしょうか。本連載では、Coupa株式会社 代表取締役社長/ジャパン・クラウド・コンサルティング アドバイザーの小関貴志氏が対談ホストとなり、グローバル企業のリーダーたちや、新しいマネジメントアプローチを提言する方々との対談を通じて、ミドルマネジメントの“型”を探っていきます。
 今回のゲストはブラックライン株式会社 代表取締役社長の宮﨑盛光氏。金融業界を経て、海外経験や株式会社セールスフォース・ドットコムでの部長職など内資・外資系企業でミドルマネジメントを経験された宮﨑氏に、VUCA時代におけるキャリア構築、人の能力を引き出すチームマネジメント、マネージャーとしての判断の軸についての考え方を聞きました。

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「記憶に残る選択」を意識したコロナ禍での社長就任

小関貴志氏(以下、敬称略):宮﨑さんは、株式会社セールスフォース・ドットコムでエンタープライズ企業向け営業部門の常務執行役員などのポストを歴任。それ以前にいらした内資ITベンダーでも、チームマネジメントや企業カルチャー醸成の経験を豊富に積まれていらっしゃいます。

 私はセールスフォース・ドットコムでご一緒させていただきましたが、当時宮﨑さんは部長として、中堅企業を対象とするミッドマーケット部門に着任されたところでした。新規テリトリーの創出という勝算の読めない試みの中、弱音を吐かずに真摯に取り組む姿勢が心に残っています。

宮﨑盛光氏(以下、敬称略):あのときは、営業成績を達成するまで3年かかりました。こんなに時間がかかることは初めてだったので、本当に辛い時期でした。ただ、そもそもセールスフォース・ドットコムに転職したのは、「営業が厳しい会社」とエージェントに紹介を受けたからです。逆境に身を投じるのは自ら望んだことでした。

小関:その前のニイウス株式会社では、大手金融機関担当営業部門の本部長を担っていらしたそうですね。なぜ、そのキャリアを捨てて、「営業が厳しい」セールスフォース・ドットコムに飛び込まれたのでしょうか?

宮﨑:当時、ニイウスは民事再生法下にありました。「本部長」という肩書きはありましたが、業務としては取引先に責任者として謝罪をする日々です。そこで、一時的にポジションを失ったとしても、もう一度営業という大好きな仕事に集中できる環境に身を置きたいと考えました。

 実は、新卒で所属したノンバンク系のリース会社が、入社して半年後に会社更生法下に置かれるという経験もしています。会社は直後にGEキャピタルの傘下に入り、結果的には、グローバルスタンダードを学んだり、英語習得の必然性を体感したりする契機になりましたが、周囲の助けを借りながら、逆境をバネにしてきた社会人経験は何ものにも代えがたいと感じています。

ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光氏
ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光氏

小関:今年の2月、経理部門のデジタル化を推進するクラウド型決算プラットフォームを提供するブラックライン株式会社の日本法人の社長に就任されました。コロナ渦において大きな決断だったのではないでしょうか。

宮﨑:毎日何時間も悩んだのですが、コロナ禍という命の大切さを痛感するときだからこそ、自分が歳をとったときに、記憶に残っているような選択をしたいと考えて決断しました。また、「かつてのIBMのように、セールスフォース・ドットコムも人材輩出企業になるべきだ」と考えていたこともあります。

小関:確かに、どの会社の社長もIBM出身ばかりという時代がありましたね。

宮﨑:セールスフォース・ドットコムでも、先に辞められた方が他社でカントリーマネージャーになるケースが出てきました。私も同様のオファーをいただき、絶好調のタイミングで会社を辞め、しかもその先で活躍することができたら、後進のキャリア構築におけるロールモデルの一つになれるかもしれないと思いました。

 社長就任式はリモートで、一人も知り合いがいない中「新社長の宮﨑です」と社員に挨拶しました。まさに勇気を振り絞って飛び込むといった状況です。自分で考えて選び取った環境だからこそ、その状況でも楽しめたのだと考えています。

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この記事の著者

小関 貴志(オゼキ タカシ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

皆本 類(ミナモト ルイ)

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