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博報堂、サステナビリティ経営を支援する「SDGsコーポレート価値創造プログラム」を本格化

 博報堂の全社的プロジェクト「博報堂SDGsプロジェクト」は、SDGs(Sustainable Development Goals)視点からのクライアント企業の経営支援を本格化する。今回提供を開始する「SDGsコーポレート価値創造プログラム」を通じて、サステナビリティ経営の実現に向けたサポートを行っていく。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] 事業開発 企業戦略 SDGs サステナビリティ 環境経営

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 新型コロナウイルス感染拡大による経済・社会・生活のダメージからの速やかな復興と、コロナ後のよりよい社会構築に向けて、企業にはこれまで以上に経済や社会への貢献が求められている。今後も世の中に必要な企業であり続けるためにも、今こそSDGs視点を組み入れた新たな視座での経営変革を行うべき時だという。

 博報堂SDGsプロジェクトは昨年の発足以来、SDGsに取り組むさまざまな企業の経営・マーケティングの支援を行っているが、今期2020年度はさらに全社・グループ会社横断での取り組み体制を強化し、2030年のSDGsをビジネス上の機会ととらえ、企業価値向上と社会価値創出の両立に意欲的な企業や、コロナ後のよりよい社会構築を目指す企業への支援を本格的に行っていくとしている。

 プロジェクトが提供する「SDGsコーポレート価値創造プログラム」とは、2017年にリリースした「SDGsコーポレートプログラム」を原型とした進化版プログラムで、統合報告書の作成やIR・インナー支援等を主なメニューとしていた当初のプログラムから大幅に対応領域を拡張。これからの時代におけるそもそもの企業の存在意義・その企業らしいパーパスの規定から、SDGs視点を取り入れた事業開発・マーケティング支援、生活者を巻き込みながらビジネス成果と社会的成果を同時に高めていく情報戦略推進、社会的インパクト評価に基づくマネジメント支援など、SDGsを経営や事業の背骨として実装するためのメニューを強化したのだという。

 戦略立案だけでなく、事業開発、統合コミュニケーションまで、社会に実装し形にするまでのプロセスを一気通貫で対応できる内容。

 このプログラムの最大の特徴は、「企業と生活者の力を引き出し、サステナビリティ経営を形にする」というプログラム理念が示す通り、“生活者”を巻き込みながら進めていく点。企業と生活者を課題解決のパートナーと位置づけ、企業が力を発揮するだけでなく、生活者の価値観や行動変容を引き出し、生活者とともに社会的成果と企業の競争力向上を追求していく。企業視点と生活者視点を変革の両輪としてとらえサステナビリティ経営の実現を目指す、生活者発想を強みとする博報堂ならではのプログラムだと述べている。

プログラム全体像

 SDGsを経営や事業の背骨として実装するために必要な取り組みを6段階のステップで整理し、それぞれのステップごとに多様なサポートメニューを用意している。企業のニーズや進捗状況に応じて最適なメニューを提供する。

  • Step1:SDGsの理解 多面的な視点から SDGsへの理解を深め、サステナビリティ経営を推進する上でのポイントを知る
  • Step2:自社の現状分析 企業評価、生活者評価、有識者評価などを通して自社のSDGsの推進状況や重点課題を明らかにする
  • Step3:経営戦略・事業戦略への展開 未来・社会発想により独自のパーパスを規定し、事業活動へと結びつける仕組みを構築する
  • Step4:事業開発・実装 社会的インパクトと経済的インパクトを同時に実現することのできる事業アクションを創出し、生活者をまきこみながら実装していく
  • Step5:社内外へのコミュニケーション アウターに向けたコミュニケーション計画を統合し、パーパスとつながりを持った一貫した文脈で情報発信を行う。同時に、社員への理解浸透を促すためのインナーコミュニケーションを推進する
  • Step6:インパクト・マネジメント 個別アクションの成果を図る評価指標を独自に設定し、PDCA推進の基盤を構築する

 プログラム提供を想定している企業の部門は、経営企画部門、サステナビリティ推進部門、ESG推進部門、事業部門、開発部門、マーケティング部門、広報・IR部門など、としている。