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不確実な未来の「偶発性」を“Rock”する

ヤマハ畑さんが語る、絶対的な解がない世界への招待『一歩踏み出せば景色が変わる』

第6回(最終回)

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新規事業のアイディアとは「即興料理」という冷蔵庫にある食材を使ったひらめきである

 この3年間で採択されたアイディアの多くは既に活動を終えていて、その終了理由は「市場性の無さ」「マネタイズ面の弱さ」など様々である。そんなアイディア達を再度振り返った時に「素直過ぎる」ことが気になっている。人間はどうしても「みんながだいたい知っている課題」を「みんながだいたい思いつく方法」で解決しようとしてしまう。そんなアイディアは多くの場合において予定調和過ぎて面白くない。いやいや、たとえ予定調和で面白くなくても、世の中にその価値が伝わりビジネスも上手くいくのであれば問題ないのではないか?とも言えるが、素直過ぎるアイディアは誰もが思い付きやすいゆえに競争相手も多くなり、スピード勝負かパワー勝負になりがちだ。そして多くの場合、自分達は世界一のスピードもパワーも持ち合わせていない。

 新規事業の本質は「裏をかく」ことだ。多くの人が思い付きづらい要素があることで魅力を増し、口コミ力も高まる。しかし多様性不足や思考の檻に邪魔をされるため、狙って裏をかくことは難しく、そこにはインスピレーションや予期せぬ偶発性を計画的にイントレプレナーへ提供する仕組みが必要なのだと感じている。

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この記事の著者

畑 紀行(ハタ トシユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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